6/02/2026

血圧安定ジーさんと食わない犬の、長すぎる午前中の戦い

そもそも「朝活」などというものは、

人類の自然な生体リズムに対する一種の裏切り行為に他ならない。

午前四時半の夜明け前の薄暗い暗闇のなか、早朝出撃を敢行した結果、

午前九時の段階で「もう今日やることが何一つない」

という恐るべき巨大な虚無空間に直面するハメになった。

台風接近の影響で涼しい風が吹き、

体重4.8キロの我が相棒の犬もやけにモソモソと元気なふりをしているが、

なぜかドッグフードは頑として食おうとしない。

一方、体重58キロのジーさんである私はといえば、血圧が「139の80」

という見事な数値で安定し、無駄に体力を持て余している。

そこで私はPCの前に座り、MLBの中継をチラチラ見ながら、

昔の建築図面や家計簿記録を「AI」という未知の知的生命体に食わせてみるという、

謎のサイバー実験を開始した。

そんなデジタル知的遊戯にも飽きた私は、

ふと膨大な写真を整理してやるかと思い立ち、

画像編集ソフトの巨頭「アドビ・ライトルーム・クラシック」

を起動させた。ところがどうだ。

シリコンバレーからやってきたこの巨大な黒船ソフトは、私のささやかな要求に対して、

冷酷無比なる「エラー」の連発で応えてきたのである。

まるで「場末の老兵になど構っていられるか」と言わんばかりの、

見事なまでの門前払いである。

私はキーボードをガシガシと叩き、

マウスをカチカチと狂ったようにクリックして反撃を試みたが、

アドビの強固なデジタル防壁の前には、

血圧が安定した程度の58キロの肉体など何の役にも立たない。

無情なエラー画面が連続して表示されるたび、

私の戦意はパラパラと音を立てて崩れ落ちていった。

「アドビももう駄目だな……」私は負け犬のように誰に言うともなくつぶやき、

年内のサブスク解除という名の「無条件降伏」を決意したのである。

窓の外を見ると、明日の台風直撃を予感させる重たい風がヒュルヒュルと吹いている。

明日は一日中雨の予報だ。犬は相変わらず何も食わず、床で丸くなっている。

明日はいったい何をして、この長すぎる一日をやり過ごせばいいのだろう。

私はただ、無意味に安定した己の血圧の数値をぼんやりと思い浮かべながら、

部屋の片隅で深くため息をつくのであった。


6/01/2026

皆さんはこの暑さをどのように?私はどうにもならない

 今日も暑くて朝活も程々です

だけども歩かないと体力落ちると



病気になってからは日焼けをすると

体中が痒い、日焼けの跡がとても痒い

ぼりぼり体をかいてすぐに血が出てきて

こんな季節が始まったばかりなのに早く涼しくなってと

そんな事を毎日考える季節です


昨年手術した白内障と緑内障、最近右目がおかしい

右と左でまたしても視力が違っているのではと

右目を隠して遠くを見ても何ら違和感なく見えているのに

左目を隠して同じ場所見ても霞んで見える

以前にもそう言う事が有ったので見て頂いたら

薬をいただき目薬点していたら少し良くなったので

そんな事が有ったので又眼科行きなのかと


この暑い中でのプチバス旅は辛い

バス停まで歩いて30分、途中でで乗り継いで

下りて又歩いて病院着遠すぎるし疲れます

そんな事も言ってられなくて頑張って行く事となるでしょうね


私と同じような白内障、緑内障の手術をされた方は

どの様な経過で目が見えるようになったのかと

そんな事を考えても知り合い居ないし

誰か教えて ですかね。

5/31/2026

專汰と花奈の異国の旅 2度目のパリから(英語版)

 


Paris Travelogue: A Second Breath, Bathed in the Light of the Holy Night

Prologue: The Promise of That Day, and Returning to the Land

For me, stepping onto the streets of Paris marks my second time doing so. My first visit to this land was on the way back from my work in Finland, Northern Europe. I stopped by Paris, squeezing it into my schedule, to get a birthday present for my beloved Kana. That hurried yet somewhat proud and heart-pounding time feels like just yesterday.


「專汰と花奈の異国の旅 2度目のパリから(英語版)」が出来ました

現在の旅先はパリですここからまだまだ旅は続きます

次回作をお待ちください

5/30/2026

"The Person Next to Me" Season I(小説「となりのひと」英語版)

 


小説「となりのひと」seasonⅠの英語版の完結編完成です。

A gentle watercolor painting of a solitary older man looking out a bus window at a glowing Tokyo cityscape at dusk. The title "The Person Next to Me" is written in an elegant, nostalgic font in the center.

日はシルバーパスを相棒に、あてのない都内バス旅に出かけてみました。となりに座る見知らぬ人たちは、一体どんな人生を歩んでいるのでしょう? ちょっと贅沢な帰路も含めた、ある老人の小さなお話です。」

5/29/2026

『空回りする歯車と、風の鳴る家』

 


昨夜もまた、浅い眠りに弄ばれた夜だった。

時計の針が午前4時に届く前に目が覚めてしまい、暗い天井をぼんやりと見つめていた。

今日は歯医者の予約日だった。

電車で行こうかとも考えたが、時間がもったいないと思い愛車のハンドルを握った。

それが失敗の元だった。

ナビの冷たく無機質な案内に従うまま、無情にも大渋滞に巻き込まれてしまった。

ようやく二子玉川のライズに辿り着いたものの、誤って機械式駐車場に入ってしまった。

車の大きさに冷や汗をかいたが、

無事に駐車できた時には、時計はすでに10時半を指していた。

大井町線に揺られ、自由が丘方面の歯科医院へ向かった。

息を切らして予約時間に間に合わせたというのに、

待っていたのはいつもの先生ではなかった。

「痛むんです」と何度も訴えたにもかかわらず、

結局は「次回、いつもの先生の予約を取ってください」と言われて終わってしまった。


噛み合わない歯車のような徒労感を抱え、二子玉川駅へと戻った。

ホームに滑り込んでくる電車に向け、そっとカメラを向けた。

ファインダー越しに見る都会の風景は、どこか冷たく、せわしなく感じられた。

ライズの地下食品街を急いで抜け、婆さんに「帰る」

とだけ短いメッセージを送り、車を走らせた。

多摩川沿いから府中を通過する頃、外気温計はなんと34度を示していた。

首に巻いたタオルで汗を拭いながら、家で待つノエちゃんのことがふと頭をよぎった。

この暑さは、老犬の小さな体にはさぞ厳しいに違いない。

しかし、新青梅街道を抜けてようやく家に着くと、部屋は29度に快適に冷やされていた。

妻がちゃんとエアコンをつけて待っていてくれたのだ。

外では、初夏の強い風がピューピューと鳴っている。都会の喧騒と長旅の疲れが、

見慣れた居間の空気と妻の無言の気遣いの中へとゆっくり溶けていくのを感じた。

今日はもう、これでおしまいにしよう。


"Last night, once again, I was mocked by shallow sleep. Before the hands of the clock could even reach 4 AM, I awoke and found myself blankly staring at the dark ceiling.\n\nToday was my dental appointment. I considered taking the train, but thinking it would be a waste of time, I took the wheel of my beloved car—which turned out to be my downfall. Following the cold, mechanical guidance of the navigation system, I found myself mercilessly caught in a massive traffic jam. When I finally reached Rise in Futako-Tamagawa, I accidentally entered a mechanical parking lot. I broke into a cold sweat over the size of my car, but by the time it was safely parked, the clock was already pointing to 10:30.\n\nSwayed by the Oimachi Line, I headed toward the dental clinic in the direction of Jiyugaoka. Even though I arrived out of breath and just in time for my appointment, the dentist waiting for me was not my usual doctor. Despite my repeated pleas that \"it hurts,\" the session ended with a simple, \"Please make an appointment with your regular doctor for next time.\" Carrying a sense of futility, like gears that wouldn't mesh, I headed back to Futako-Tamagawa Station. I quietly aimed my camera at the train gliding into the platform. The city landscape seen through the viewfinder felt somewhat cold and restless.\n\nHurrying through the underground food hall at Rise, I sent a brief message to my old lady, just saying \"I'm coming home,\" and drove off. By the time I passed Fuchu along the Tama River, the outside temperature gauge was showing a staggering 34 degrees. Wiping the sweat away with the towel around my neck, the thought of Noe-chan waiting at home suddenly crossed my mind. Surely, this heat must be harsh on an old dog's small body.\n\nHowever, upon driving through the Shin-Ome Kaido and finally arriving home, I found the room comfortably cooled to 29 degrees. My wife had properly turned on the air conditioner and waited for me. Outside, the strong, early summer wind was howling. I felt the hustle and bustle of the city and the exhaustion of the long journey slowly melting into the familiar air of the living room and my wife's silent consideration. I'm calling it a day.",