8/08/2026

妻には内緒の朝活と、老犬が笑った日

 朝焼けのモンスターボールと、リビングの天使

最近、どうにも早起きが辛くなってきた 。

というのも、気合いを入れて早く起きすぎると、午前10時前にはすっかり眠気という魔物に襲われてしまうからだ 。

それでも、朝のルーティンだけは欠かさない。深呼吸をして、血圧を測り、水を飲んでトイレを済ませてから、もう一度血圧計と向き合う 。

塩分たっぷりの美味しい煎餅を我慢し、血圧降下の体操を続けているおかげで、今日の数値もなかなか納得のいくものだった 。

 しかし今日は、困ったことに深夜3時30分頃、暑さのせいで目が覚めてしまった 。

エアコンは切れ、窓からのわずかな風だけが頼りである 。

「貧乏世帯は節約が第一!」と高らかに宣言したいところだが、我が家には手厚い気遣いが必要な、年老いたワンちゃんがいる 。

だから結局、妻に少しだけ小言をこぼしてしまうのだ 。 

 午前4時を過ぎたところで、いざ朝活へ出発 。

懐中電灯と汗拭きタオル、それに休憩用のおやつパンを握りしめ、玄関を開ける 。

すると一斉に防犯灯がパッと点灯し、私の姿を煌々と照らし出した。なんだかスポットライトを浴びているようで、少しばかり照れくさい 。

いつものように時計回りと反対のコースを歩くが、休日だからか、散歩をする人や畑へ向かう人とすれ違うことが多い 。

基地のそばで休憩を取ろうとしたら、私と同年代と思しきお爺さんが先客で休んでいた 。

お互い妙な照れくささがあり、私は少し離れた場所でひっそりとおやつタイムを楽しんだ 。  


帰宅したのは、予定よりずいぶん遅い5時40分 。

実は最近、帰りが遅くなるのには理由がある。道中で「ポケモンGO」のバトルやボーナス獲得に精を出しているからだ 。

妻には内緒のミッションだが、あの人のことだから、きっととうにバレているに違いない 。

家に帰り着くと、リビングの真ん中にあるベッドで、愛しのレークランドテリアがいつものようにスヤスヤと眠っていた 。

少し元気のない姿を写真に収めるのは寂しい気もするが、私と一緒に生きてきた大切な記録として、今日もiPhoneのシャッターを切るのだ 。  


たっぷりと汗をかき、塩分を放出したことで一日の大半が終わったような錯覚に陥るが、日はまだ高い 。

9時過ぎにパンとリンゴを求めて再び外出したが、お目当ての商品は空っぽ 。

人も物も少ないなと首を傾げていたら、世間はお盆休み真っ只中であることに気がついた 。

午後は、妻と一緒にのんびりとテレビ鑑賞 。

面白い場面で二人して大声で笑うと、眠っていたワンちゃんが突然むくりと起き上がり、「何か楽しいことでもあるの?」と言わんばかりの顔でこちらを見た 。

その愛らしいキョトン顔に、私たちはまた大笑いしてしまった 。

なんてことのない普通の日々だけれど、この夫婦の笑い声が、老犬にとって一番の栄養になればいいなと、心からそう思う 。


(ちなみに今日の一枚は、2017年のイタリア・トスカーナ地方の美しい丘陵と教会の思い出だ 。

フィレンチェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会、ホテルの窓からの1撮


トスカーナ地方の丘陵


ピエンツァ は、イタリア共和国トスカーナ州シエーナ県


ソラーノ(Sorano)


8/07/2026

午前3時半の探検家と、バリカンを握る震える手「 老犬と幻のダブリン」


昨日の雨で中止になった朝活を取り戻すべく、本日は午前3時30分に起床した 。血圧を測り、朝のルーティーンをこなして、4時過ぎにはいざ出発である 。相棒は先日買ったばかりの550円の懐中電灯 。それを暗闇に向けて振り回しつつ、ポケットのiPhoneでポケモンGOをプレイしながら夜道を歩くという、傍から見れば少々怪しい初老の姿だ 。大通りから川沿いへ抜け、上流の狭山池を目指す 。


夜が明けると、池の周りには近所の老人たちが集い、長閑に挨拶を交わしている 。今日はカワセミが出現したようで、犬連れの老夫婦がキャノンの立派な一眼レフを構えて激写中であった 。おじいさんが犬の散歩係で、お婆さんがカメラ担当らしい 。その阿吽の呼吸とも言える見事な役割分担に、思わず一人微笑んでしまった


そのまま基地まで足を延ばし、広場の片隅で休憩がてらポケットに忍ばせていた豆パンをかじる 。遠くまで来すぎて、お腹が空いてフラフラになってしまったのだ(少し大げさだが) 。基地には台風を避けてきたのか、大型機がたくさん駐機している姿が見えたが、私のiPhoneでは記録程度の写真しか撮れなかった 。


帰宅すると、バーさんに「遅かったね」と迎えられた 。汗だくになった上着とズボンを着替え、牛乳を飲み、6時半からは自室でラジオ体操をこなす 。その後は下に降りて朝食をとり、まだ寝ているレークランドテリアを無理やり起こして体重測定をした 。今日も4.3kgと、心配な数値である


食後、愛犬の歯磨きと目の手入れをし、目の周りの伸びた毛をバリカンで少しカットしていたら、大失態を犯してしまった 。先日切ってしまって治りかけていた傷口を再び引っ掛けて、血を出してしまったのだ 。「可哀そうなことをしてしまった」と猛烈に反省し、これでもう私の一日は終わったも同然とすっかり落ち込んでしまった 。


二階の部屋に戻り、PCに向かって日記を書く 。今年も非課税同等世帯ということで、東京都のシルバーパスを1000円で購入する手続きを終えた 。使えるのは10月からだが、コンビニで振り込みを済ませて到着を待つばかりだ 。今日の歩数は1万歩を超え、よく動いた 。


午後は膨大な写真の整理 。昨年末に亡くなったワイヤーフォックステリアの、去年の8月頃の画像を探し、今のレークランドテリアの様子と見比べるためだ 。残念ながら、今のレークランドテリアの状態は、ワイヤーが亡くなる1ヶ月前の状態に酷似しているように感じる 。ワイヤーの方は後ろ脚が不自由だったことを除けば、とても元気そうに見えるのだが 。


早起きしたせいで、10時くらいになると強烈な睡魔が襲ってくる 。もうやる事もないし寝てしまおうかとも思うが、生活リズムを崩さぬよう必死に目を開けている 。8月も7日になり、もうすぐ運命の前立腺癌の健診日だ 。担当医が女性から男性に変わり、私のことをとても心配してくれるのだが、心配されればされるほど逆に心は暗くなる 。「大丈夫、大丈夫」と軽く言ってくれる女性の先生の方が、私の心は軽かった 。高齢だから手術もなく、定期健診でその時を待つだけなのだから、結局は同じことなのだが 。


今日の一枚として、2017年7月のダブリン旅行の写真を見つけた 。成田からアブダビ経由でダブリンへ向かった、あの長い旅 。公園で見かけたロビン風の鳥、こちらを覗くリス、そしてリフィー川沿いを走るトラムの三枚 。遠い異国の風を思い出しながら、穏やかな諦念とともに目を閉じる午後である。

ダブリン動物園の「ロビン」ヨーロッパコマドリです



ダブリン動物園で不思議そうな目で私を見る「トウブハイイロリス」


首都ダブリンを走る路面電車(ライトレール)

「ルアス」

アルストム製低床車両「シタディス」


リフィー川沿いを走るRed Line ライトレールに乗って

Abbey St から Heuston で下りて歩いてすぐの「ダブリン動物園」

8/06/2026

フェーン現象?と、犬と、空回りの木曜日

目を覚ますと、窓を叩く雨音が私のささやかな野望を打ち砕いた。真面目に起き出して朝活をしようという決意は、予報外れの雨によってあっけなく中止となった。8月6日、木曜日は曇りのち晴れの予報だったはずだ。結局、ラジオから流れる体操の音声だけが、私の体を辛うじてこの現世に繋ぎ止めている。7時前にはすっかり雨も上がり、空は晴れ間を見せ始めたが、私の心はすでに開店休業状態である。木曜日は妻(バーさん)の買い出しの日であり、私は残された17歳のレークランドテリア、ノエさんとのお留守番という重大な任務を負っていた。  

妻が玄関を出た途端、それまで微動だにしなかったノエさんがむくりと起き上がり、家の中をウロウロと徘徊し始めた。歩き回って止まらないので水を差し出すと、ゴクゴクと喉を鳴らして飲み干す。これはもしやトイレの合図かと思い、私は急いで彼女を抱きかかえ、庭の芝生へと連れ出した。しかし、芝の上に降ろしても、彼女は石像のように動かず、一向に用を足す気配がない。「これはいったい、何の儀式なんだ?」「ただ外の空気吸いたかっただけじゃねえの? それより、沖縄方面の台風のせいで横田基地に避難してくる飛行機、うるせえな」。確かに、フェーン現象のような猛烈な暑さの中、上空の騒音だけがやけに響いていた。 

 やがて妻が買い物から帰還し、私の短い執事生活はお役御免となった。暑くて外に出る気も起きず、2階に逃げ込んでAIと遊びながら勉強らしきものをしていたのだが、ふと恐ろしい事実に気がついた。今日、サブスクの契約が更新され、私のなけなしの小遣いから600円が出費されていたのだ。私は突如として「元を取らねば」という卑小な執念に駆られ、9月4日まで見られる有料放送に齧り付き、15時過ぎまでただひたすらに時間を溶かしてしまった。霧が晴れないような虚無感の中、昼食を終えても変わらない暑さの中でテレビ鑑賞を終え、「俺は一体、何と戦っているんだ」と激しく自己ツッコミを入れる。  

それでも、今日は特別な日でもある。今日は先代のワイヤーフォックステリア、モニカさんの月命日なのだ。1999年に我が家へやって来た彼女は、飛んだり跳ねたり、水を見たら飛び込む泳ぎ好きのヤンチャでかわいい子だった。彼女が旅立ってからもう直ぐ17年になり、入れ替わりでやって来たレークランドテリアのノエさんも17歳になる。

今日の一枚の写真の中で川を泳ぐモニカさんの姿を見ていると、私の600円の執念も、理不尽な暑さも、なんだかどうでもいいことのように思えてくる。まあ、これがここでの生活だ。明日もまた、平和で馬鹿馬鹿しい一日であればそれでいい。


今日の一枚

2004年ドライブ帰りの途中の川で休憩

突然川に向かってダイブ、水の好きなワイヤーフォックステリアでした。





8/05/2026

暁の防犯灯と、二羽の青い鳥が教えてくれること

水曜日の朝4時。少しばかり出遅れた私は、血圧測定を省いて朝活の準備にとりかかった 。4時30分、玄関の防犯灯の青白い光に背中を押されるようにして、まだ暗い世界へと足を踏み入れる 。今日は昨日とは反対回り、基地の方角へと歩みを進めた 。夜明けは随分と遅くなり、足元を照らす懐中電灯がどうしても必要になる季節が近づいている 。 


 暗がりの中を歩きながら、私は昨日買ってポケットに忍ばせた四分の一の豆パンのことを考えていた 。途中の休憩でそれをかじり、深く息を吐いてからまた歩き出す 。やがて空が白み始めると、散歩をする人々の姿に度々出会うようになった 。今月から、すれ違う人にはこちらから挨拶をしようと決めている 。かつて駒沢公園を歩いていた頃、誰にも挨拶を返されず、やがて言葉を飲み込むようになってしまった自分への、小さなリハビリのようなものだ 。誰かの無音のSOSに応えるためには、まずこちらから心の扉をノックしなければならない。 


 1時間20分ほどの朝活を終え、帰り着く頃にはまだ夏特有の暑さがまとわりついていた 。今日は曇りの予報だったはずが、空は晴れて容赦なく照りつけている 。予定していた100円ショップでの買い物や洗車、バッテリー上がり防止のための30分のドライブは、この暑さの前にあっさりと中止になった 。 


代わりに、私はiPhoneを開き、久々にポケモンに1200円を課金した 。私のiPhoneにはポケモンとピクミンが入っている 。これも一つのボケ防止なのだと、自分に言い訳をする 。その後、懐中電灯とワンちゃん用タオルを買いに行き、気づけば朝活と買い物で1万6千歩も歩いていた 。バスに乗ろうとしたものの、バス停で見覚えのある顔を見かけ、避けるように歩いたせいだ。帰りも待ち時間が長くて歩き続け、すっかり膝が傷んでしまった 。 

今日の一枚は

「オオルリ」 夏鳥 


「ルリビタキ」 冬鳥

今日から、過去の旅先で撮った写真を載せることにした 。今日の一枚は、オオルリとルリビタキの後ろ姿だ 。同じブルーの青い鳥だけれど、大きさと胸の毛色が少しだけ違う 。愛犬のえの寝息を聞きながら、私はふと思う。今日は一体、どんな一日になるのだろう 。きみも、あの青い鳥のように、自分だけの空を見つけられるといいのだけれど。  


こちらの下の画像はAIが描いてくれた画像、指示を出すとこの様な画像ができる。



8/04/2026

夜明け前の蛍光色と、命の輪郭

 少し寝坊をしてしまったが、朝活はいつもの時間に出発した 。この田舎町の日の出は午前4時51分だそうだ 。少しずつ夜明けが遅くなり、懐中電灯で道を照らしながら歩かなければならない季節が近づいている 。緑色の蛍光色を光らせて歩みを進めるが、暗がりから急に車が来るとやはり怖い


狭山池から基地北側へと向かう道すがら、今日の基地には輸送機が多数駐機しているのが見えた 。巨大な鉄の塊が静寂の中に佇む姿は、まるで夜空に取り残された星のようだった。帰り道、赤信号を無視して猛スピードで走って来たワゴン車にはねられそうになった 。車は近くの交差点を乱暴に曲がって行った 。ほんの数センチの差で失われていたかもしれない自分の命。その脆さに、ふと教室の片隅で誰にも聞こえないSOSを出している子どもたちの姿が重なった。大人の身勝手なスピードが、小さな世界をいとも簡単に壊してしまうことがある。


家に帰り、食事とワンちゃんの朝のルーティーンを終え、今日は芝刈りに精を出した 。2週間でこんなにも伸びてしまうのだから、次回の芝刈りは20日あたりになるだろうか 。作業を終えてから、リンゴとグラノラを買いに出かけた 。これで私の一日の予定は終了し、後はゆっくりと日記を書いてテレビを見るだけだ



朝活時点での気温が21℃、午後三時の気温が27℃と、今日はとても過ごしやすい 。このまま秋が来てほしいと心から願うが、季節が急ぎ足で過ぎ去ることで困る人たちもいるのだろうか 。しかし、暑さにやられて弱り行く我が家の相棒犬を見ていると、可哀そうで仕方がない 。彼女はただ静かに、一生懸命頑張って生きているという気がする 。きみは今、どんな夢を見ているのだろう。早く涼しくなって、少しでも元気になってほしいと 、夜空の彼方にある見えない星に祈るような気持ちでいる。



Title: Fluorescent Hues Before Dawn, and the Outlines of Life

Although I woke up a little late, I set out for my morning photography routine at the usual time. The sunrise in this rural town is now at 4:51 AM. As the dawn breaks later, I have to light my path with a flashlight. I walk with green fluorescent gear glowing, yet it is always frightening when a car suddenly approaches in the dark.

Walking from Sayama Pond toward the north side of the base, I noticed many transport planes parked there today. On my way back, I was almost hit by a speeding van that ignored a red light. It recklessly turned at the nearby intersection. That sheer fragility of life reminded me of the silent SOS signals emitted by children in the corners of a classroom.

Back home, after finishing my meal and my dog's morning routine, I spent the day mowing the lawn. It grows so much in just two weeks; I suppose the next time will be around the 20th. After mowing, I went shopping for apples and granola. With that, my schedule for the day is complete, leaving me to write my diary and watch TV.

The temperature was a comfortable 21°C during my morning walk and 27°C at three in the afternoon. I wish autumn would just arrive and stay, though I wonder if that might trouble some people. Still, I cannot help but feel deep sorrow for my aging companion dog, who is growing weaker. It feels as though she is trying her absolute best just to live. I wish for the weather to cool down soon so she can regain her strength, praying quietly to the unseen stars in the night sky.

#CountryLife #SeniorLife #LakelandTerrier #MorningPhotography #SeniorDogLove #ThroughMyViewfinder