昨日も今日も冷たい雨。
自慢の愛車もガレージで退屈そうにしている。
私もカメラを持ち出すことができず、
我が家の老犬も散歩に行けないのをいいことに、
ストーブの特等席で朝から気持ちよさそうに丸まって寝ている。
時折「スゥ、スゥ」と聞こえる寝息を聞いていると、
年老いた者同士、無理して雨の日に出歩かなくてもいいか、
という気になってくる。婆さんも横でお茶をすすりながら、
テレビのワイドショーに相槌を打っている。何もない、
静かな年金生活の雨の日の風景だ。
ただぼーっとしていると本当に頭が錆びつきそうなので、
パソコンを開いて最近の遊び相手である「Gemini」と一緒に、
トラベルエッセイを書いてみることにした。
私が設定を考え、AIが文章を膨らませ、さらに挿絵まで描いてくれる。
今回出来上がったのがこれだ。
タイトルは『パリ紀行:聖夜の光に包まれて - 異国の都の朝散策 -』。
どうだろうか。ルーブル美術館のガラスのピラミッドを背景に、
朝焼け(あるいは夕暮れか)の柔らかい光が石畳を照らしている。
【朝活カメラマンとしての評価・視点】
長年カメラをいじってきた身からすると、
このAIが描いた画像の「光の捉え方」はなかなかに憎い。
背景のピラミッドから漏れる温かい暖色系の光と、
空の冷たいブルーアワーのコントラスト。そして、
被写体である若いカップル(男の手には立派なカメラ!)
の顔に当たる街灯のハイライト。
もし私がパリに行って彼らを被写体にするなら、
まさにこの時間帯、このアングルでシャッターを切りたいと思わせる構図だ。
AIもなかなかやるじゃないか。
【婆さんとの生活・人生の振り返り】
この画像を婆さんに見せて、
「俺たちも若い頃、こんな風にパリを歩いてみたかったな」
と冗談めかして言ってみた。婆さんは「あんたの年金じゃ、
せいぜい隣町のスーパーのイルミネーションが関の山でしょ」
と笑っていたが、悪くない笑顔だった。
人生の残り時間は確実に減っているし、年金生活は決して裕福ではない。
でも、最新の車に乗り、こうして新しい技術を使って世界中を妄想で旅し、
それをブログに綴ることができる。
老犬の寝顔を見ながら、そんな静かな時間を持てるのも、
悪くない人生の終盤戦だと思っている。
明日は晴れるだろうか。
晴れたらミライのエンジン…いや、モーターを回して、
水しぶきを上げる野鳥でも狙いに行こう。


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